で、結局のところ「メモはとったほうが良いの?」「取らない方が良いの?」・・・取り方次第です。
こんにちは。深津です。
今日は3歳の息子の終業式・・・でしたが突然の発熱のためお休みに。
熱が出ていても非常に元気なので、とても手がかかります。
この状況だと出来ることも限られてしまうので、遊んだり、絵本を読んだりする傍ら、超片手間で記事を書こうと思います(笑)
では、早速・・・この状況でゼロから記事を考えて書くのは大変なので、今日は 【メモとり推奨】「メモをとること」の真の意義とは? - K-Fukatsu.hb.comの続きです。
最初に結論。「メモは取った方が良いが、取り方次第で取らない方がマシ」
世の中では「仕事でメモをとるのは当たり前」と言われていたりしますが、一方で「メモはとるな」とか「メモなんて出来ないヤツがとるものだ」と言っている人も確実にいます。
実際、私も新人教育の場やら何やらで「人の話を一生懸命メモしている残念な人々」に結構遭遇しています。こう書くと「え?この前、メモとったら賢くなるって書いてたじゃん、違うのかよ」というツッコミが入りそうですし、「メモはとるのが正しいのか、とらないのが正しいのか」分からなくなってしまう人も出てきてしまいます。
が、断言します。メモは取りましょう。正確には「メモをしっかり取るつもり」で真剣に話を聞きましょう。注意してほしいのは、あくまでも真剣に話を聞く事がメインです。
話しを聞く >>> メモをとる
なお、しっかりメモを取るつもりで話しを聞いた結果「内容がなかった」とか「あまりにも話し手が上手過ぎて」とか、何かしらの理由で「メモが取れなかった」のは全く問題なしです。
【メモとり推奨】「メモをとること」の真の意義とは? - K-Fukatsu.hb.comで書いたように、しっかりとしたメモの作成はかなり難しい。
残念な人はメモの5ステップのうち出来ているのは「⑤手を動かして文章を書く」だけのことが多いのです。単に言われたことの表面だけを必死に聞き取って、内容を理解しようとせず、要点も気にせず、言葉も文章を言われたそのまま、ひたすら必死に書くだけ。
学生時代に黒板(←今もあるんですかね?汗)を必死に写しているだけで勉強が出来るようになった人はいないと思いますが、まさにその状態です。頭を使わずに耳と手だけしか使っていないメモは作るだけ無駄です。
さらに「頭を使わず」闇雲に言われたことを一字一句漏らさず必死に写すだけのメモ作りをしている人の多くは、メモ作りの時だけでなく、それを利用して仕事をするときも「頭を使わないで」メモに釘付け状態だったり、メモに抜けがあると「頭を使っていないから」連動して仕事本体も抜ける傾向が強い。。。
結果「(やたらと)メモを取るやつは仕事が出来ない」と誤解される。この認識は「ちゃんとしたメモを作成している人」に対しては完全な誤りなんですが、正しいメモ作りが難しいので「過去に遭遇した『メモをとる人』全てが駄目メモ作成者」ということが起こり得るので、誤解していても仕方がない部分もあります。
<今日のまとめ>
Q,「メモを取れ」or「メモを取るな」どっちが正解?
A,取るのが正解。ただし、正しいメモ作りは難しいのでダメな取り方になり易い。で「ダメメモを作る」と「取らない方がマシ」になることが多い。
Q,じゃあどんなメモを作れば良いの?
A,メモは「話しの理解・補足のためのもの」でメインは「話しを聞いて理解すること」と認識した上でメモは作る。「話を聞く>>>メモをとる」を徹底。慣れないうちは真剣に話を聞いて、メモは後から作成するのもアリ。
以上は新人さん向けに書きましたが、以下は教える側へおまけ。
たまに新人研修などで「上司の俺様が態々大事な事を教えてやっているんだからメモぐらい取りやがれボケぇ(怒)」ってなオーラ全開の人がたまにいますが、新人教育も立派なお仕事。「教えてやっている」ではなくて「当然、やらなくてはいけないこと」です。なので最低限、事前に適度に補足の必要な資料の一つや二つくらい準備した上でメモの取り方を含め仕事を教えましょうね。
どんな保険に入ったらよいの?
たま~にこんな質問されますが・・・答えは・・・
- 自分が死んだときに家族のお金が足りなくなるならば→ 保険料の安い収入保障保険
- 癌が恐ければ → がん保険のアレかコレ(または終身保険のアレとかコレ)
- 医療保険は不要。不要だけど○○○○の××××はアリ。
- 車を運転するなら任意保険必須
- 家を建てたら火災保険
個別に聞かれた場合は商品名も出しながら、たいたいこんな感じに答えますが、大原則として「起きたらどうにもならない程の経済的危機に対してだけ」保険で備えるのが正解・・・と認識していればOKです。
- 車で事故を起こしたら億単位の請求が来るかも
- 持ち家があれば、何かあった場合、再建に数千万円必要かも
- 今、自分が死んだら数千万単位で今後の家族の生活費が不足するかも
- 癌になって健康保険適用外の治療を受けるならば、治療費が数百万円掛かるかも
普通の人が保険で備える必要があるのはこのあたり迄ではないでしょうか?
この中で家以外は公的な保障に入っているのが普通です。
- 車で事故を起こした場合 → 自賠責保険
- 死亡した場合 → 遺族年金など
- 病気になった場合 → 健康保険
ではこれらを踏まえながら、以下でこれらの中身を見ていきましょう。
①車で事故を起こしたとき・・・億単位必要?
<自賠責保険>
自動車賠償責任法によって、自動車および原動機付自転車を使用する際、全ての運転者への加入が義務づけられている損害保険。保険金の上限は「死亡で3000万円」「後遺障害で3000万円(要介護の場合4000万円)」「傷害120万円」。
万一事故を起こした場合、最大で億単位の請求が来る可能性があるため、普通は自賠責保険だけでは明らかに不足。
億単位のお金をポンっと払える方以外は、確率云々ではなく民間加入保険必須。
②自分が死亡したとき・・・数千万円?
<遺族(基礎)年金>
遺族基礎年金は「子*1のある配偶者」又は「子」が貰える年金で年間約78万円。子供1人につき約22万円加算される。「子」受け取る場合、加算は第二子以降について行い、加算後の合計金額を子の人数で割った額が各人が貰える金額となる。
- 妻と子一人・・・子が18歳になるまで毎年年間約100万円貰える
- 妻と子二人・・・長子が18歳になるまで年間120万円強、その後次子が18歳になるまで年間約100万円
- 子一人・・・18歳になるまで毎年年額約78万円貰える。
- 子二人・・・長子が18歳まで年額約100万円(一人50万ずつ)、ぞの後次子が18歳になるまで年額約78万円貰える。
<遺族厚生年金>
一般に会社員の方には遺族基礎年金に加え、報酬に比例した遺族厚生年金が支給される。金額は「これまで厚生年金に加入していた全ての期間の報酬の平均額」によるので具体的に計算するのは困難。
どうしても目安が知りたい方は、全く正しくない計算式ということを理解した上で以下の金額を参考にしてください。
全くの的外れな金額にはならない・・・と思う。
- 今までの月収の平均額の1.5倍程度(これまでの平均月収が30万円ならば年45万円)
- 平均が分からないならば、現在の月収程度(現在月収30万円ならば年30万円)
<自治体からの給付金>
一人親世帯には各自治体から収入に応じて最大で月4万円程度(年額で約50万円)支給されることがある。支給の有無は自分が住んでいる(あるいは「万一の時は実家に帰る」などと決めている場合はその)自治体に確認して下さい。
<その他>
- 住宅ローンは免除になる可能性が高い(年間150万円支払っているなら、実質150万円増収)
- 生活費は当然減る(家庭によるが、一般に現在の7割になると言われている)
- 死亡退職金が貰えるかも
- 遺族年金は非課税
こうやって見ると公的保障だけでもかなり手厚いのが見て取れます。
一般的には「子供が生まれたら民間生命保険加入必須」という風潮がありますが、共働きの場合や住宅ローンを抱えている人*2は民間生命(死亡)保険 は加入不要な場合が多いです。
必要だった場合は、不足額(毎月〇万円)と必要な期間(「子供が〇歳になるまで」とか「配偶者が老齢基礎年金をもらうまで」とか)を決めた上で収入保障保険に加入。
③病気になったとき・・・数百万円?
<健康保険or国民健康保険・高額療養制度>
いいかげん記事が長くなってきたので基本的な3割負担とか1割負担の話は割愛して、高額療養制度という医療費の負担大幅軽減制度について以下で簡単に説明します。
高額療養制度とは年齢・所得に応じて、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分が、あとで払い戻される制度です。なお、事前申請すれば病院の窓口で支払う金額そのものを少なくできます。
例えば・・・
☆年齢70歳未満・標準報酬月額*328万円~50万円の人の自己負担限度額は☆
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%(医療費が100万円の場合は87,430円だけ負担)
☆年齢70歳未満・標準報酬月額26万円未満の人の自己負担限度額は☆
57,600円(医療費が100万円でも1000万円でも57,600円だけ負担)
<健康保険・傷病手当金>
連続3日以上働けない場合、4日目から標準報酬日額*4の2/3相当の金額が健康保険から貰える制度。なお、傷病手当金は国民健康保険には無いので自営業者は注意!!
まず、医療費については、健康保険適用の治療だけを受けている限り、通常*5は大した金額にはなりません。ただし、癌治療などで健康保険適用外の治療を行った場合は1千万円近くまで治療費が跳ね上がることは考えられます。そうなった場合、貯蓄での対応は厳しくなりますが、医療保険は『「入院1日につき1万円」とか「入院1日につき5千円」を「1入院につき60日まで」受け取れる』ものばかりで対応不能。現状の対応策は癌限定になってしまいますが「癌と診断されたら〇百万円」といった一時金ベース(入院ベースではなく)のがん保険一択かな?・・・という気がします。
病気による収入減については、会社員については有給・会社独自の保障・健康保険の傷病手当金(1年半)によってかなり手厚く保障されています。一方で自営業者には収入減に対する公的保障が無いので自助努力が必須です。対策は機会があれば書こうと思います。
<今日のまとめ>
【メモとり推奨】「メモをとること」の真の意義とは?
こんにちは。深津です。
突然ですが、皆さんは・・・
「人の話を聞くときはメモを取りましょう」
とか
「ここは大事だからメモを取って下さい」
・・・と言われたことはありませんか?
一般的に会社では「メモをとるのは基本中の基本」で「当たり前のこと」という認識だと思います。
とはいえ、メモを取ること自体を目的にしている人は少ないのではないでしょうか?
(「メモを取ること自体には意味がない」というのが多数派でしょう)
では、何故メモをとるのか?
最大の理由は・・・ メモをとると集中力や思考力が高まるから*1
(私、メモとり超推奨です!)
おそらく「メモを取る」理由を訊ねると、一般的には・・・
「忘れないため」「復習するため」「指示されたことを確実に実行するため」
・・・とまあ、大体「その後、〇〇するのに必要だから」という答えが返ってきます。
ええ、とても大切です。
私もこの歳になると大半の事が記憶出来ないので以前よりもメモが大幅に増えました(泣)
まあ、記憶力の低下が著しい中高年の特殊な事情はおいておいて、年齢を問わず、メモをとった方が良い最大の理由は、先ほど書いたとおり「メモを取ることによって集中力・思考力の強化につながるから」です。
人間の脳は通常、常にぼんやり何かを考えています。
人の話を聞いているときでも頭の中では「腹減った」「眠い」など、別のことを考え、
人の話を聞いているようで上の空なんてことは良くあります。
ではメモをとりながら話を聞こうとするとどうなるでしょう?
メモって話をちゃんと聞いていないと取れませんよね?
なので、しっかりメモを取ろうとすると・・・
- 話し手の意図をくみ取れるように「真剣に話を聞く」
- 「書く」よりも「話す」方が早いので「話の要点をまとめ」
- 簡潔に書き出すために「最適な言葉を選び出し」
- 後で見直せるよう「構成を考え」
- 手を動かして「文章を書く」
・・・といった手順が必要になります。結構な難関だと思いますが、いかかでしょう?
この一連の5つの作業を瞬間的に同時進行していくには頭全体がフル稼働する必要があるので、脳神経細胞は急激に伸び、脳神経伝達物質も分泌量が増えて集中力や思考力が高まる・・・分かりやすく言えば筋トレの脳バージョンですね。
この一連の動作(ハードなトレーニング)を習慣として繰り返し、上手くできるようになれば、メモの習慣化が出来ていない人に比べ、思考力に雲泥の差が付くことは間違いありません。
以前、某企業の経営幹部向け研修で簡単な「メモ取りトレーニング」をしたところ・・・キーワード抜け、捻じ曲げた解釈、文章として意味が通じない、誤字脱字のオンパレード。
管理職の中には議事録やレポートを部下に作らせることが習慣化して、自分のことばで表現する能力が退化してしまう人がいます。
そうなると「場の空気が読めない」「微妙なニュアンスが伝えられない」というコミュニケーションでの問題や、大きな意思決定の場面で誤った結論を導き出してしまうことにも繋がっていって、組織運営そのものに深刻な事態が生じかねません・・・考えるだけでも恐いですよね。
<今日のまとめ>
- メモをとると、思考力・集中力の強化ができる
- でも、しっかりとしたメモを作るのは難しい
- メモをとると、あとで忘れても大丈夫
- メモをとると、やる気があるように思われやすい
*1:思いっきり、個人的見解です。